わいせつ物頒布罪

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概要

刑法175条が定める犯罪類型。わいせつな文書・図画・電磁的記録などを頒布・公然陳列・販売することを罰する規定で、成人向けコンテンツ業界の表現規制の根幹をなす。

目次

制度の概要

わいせつ物頒布罪(刑法175条)は、わいせつな文書・図画・電磁的記録を頒布・公然陳列、または販売目的で所持することを罰する規定である。インターネット上での電磁的記録の頒布も2011年の法改正で明確に対象となった。

「わいせつ」の判断基準は判例によって形成されており、具体的な表現内容に応じてケースバイケースで判断される。表現の自由との関係で常に議論の対象となる規定でもある。

クリエイター文化との関係

成人向けコンテンツを扱うクリエイターにとって、わいせつ物頒布罪は事実上の表現上限を決定する規定である。モザイク処理自主規制は、本罪の適用を回避するための業界的対応として確立されてきた。

日本国内のプラットフォームと海外プラットフォームでは、適用される法令や審査基準が異なるため、配信先・販売先の選定によってクリエイター側の表現自由度も変わる。

観察上の意味

わいせつ物頒布罪は、表現の自由・プラットフォーム責任・国境を越える流通など、多くの論点を内包する条文である。法改正・判例の動向は、成人向けコンテンツ業界全体に直接影響するため、継続的な観察対象となる。

デジタル化・グローバル化の進展により、本罪の適用範囲・実効性は今後も変化が予想される。

編集者コメント ── 篠塚 律

わいせつ物頒布罪は、表現と規制の境界を画定する最も基本的な条文である。判例の積み重ねと社会的合意によって境界線が動いてきた歴史を踏まえつつ、デジタル化以降の運用がどう変化していくかを観察し続けたい。

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執筆者プロフィール

篠塚 律 (しのづか りつ)

Indie Creator Lab ライター

編集統括として業界全体の動向や規制を観察・分析。各記事のファクトチェックと文脈整理を担う。

主担当: 編集統括・特集企画・業界コラム・規制動向 / この執筆者の記事一覧を見る → / 編集部メンバー一覧 →

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